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古代の枕

二本足歩行を始めた人類は重力による体の負担を回避するため背骨がS字状に進化しました。
そして、横になって寝た際にS字カーブでできる後頭部の隙間を身近にある適当な高さのもので補うようになりました。
古代では丸太や石、草の茎などを縛ったものなどが使われたもようです。

木の枕類

丸太枕(日本・レプリカ)
適度な太さの丸太をそのまま枕として使用した。
丸太引き切り枕(日本・レプリカ)
丸太を半月状に切り落として使用した。スギ、桂、桐、香木などが使用された。

草の枕類

草枕(日本・レプリカ)
スゲ、マコモ、ワラなどの茎を束ねて縛り枕として使用した。

石の枕類

枕石(日本・レプリカ)
適度な高さの平らな石にそのまま頭を載せて使用した。

中世の枕 日本:飛鳥時代〜安土桃山時代 中国:唐時代〜明時代

木の枕類

布張り枕(日本・奈良時代〜・レプリカ)
木の枕に絹や緞子などの生地を巻いた枕。初期は格の高い貴族に使用された。
角枕(日本・奈良時代〜・レプリカ)
木材を方形状に切り枕として使用した。複数人で使う長木枕も使用されていた。
木枕(日本・飛鳥時代〜・レプリカ)
自然木の幹と枝をうまく使い枕に加工してある。ややバランスが悪い。

陶器の枕類

牡丹紋豆型陶枕(中国・宋代)
陶磁器製の枕で唐の時代頃より焼かれていたといわれる。
花紋豆型陶枕(中国・宋代)
南宋・北宋時代に最も盛んに作られた。上面・側面には花模様。
牡丹紋如意頭形枕(中国・宋代)
豆型陶枕の周囲を変形させたもの。盗掘品に着色したものと考えられる。
唐子荷葉枕(中国・宋〜清 レプリカ)
象形枕(物の形に作られた)。唐子が抱えている蓮の葉に頭を載せて使用した。
虎枕(中国・宋〜清)
神獣の性質を持つ虎を形取った虎枕。現品は清時代以後の物と思われる。
唐子形陶枕(中国・宋〜清)
唐子が横になった形の陶枕。中国の陶枕は空気抜きの小穴がある。

石の枕類

大理石虎枕(中国・時代不詳)
大理石を虎の形に彫り込んだ枕。上下に分割でき中に貴重品が入れられる構造。

草の枕類

草枕(日本・奈良時代〜・レプリカ)
麻袋などにワラ、アワ・ヒエの殻、草の葉や花などを入れ枕として使用した。

近世の枕 日本:江戸時代〜昭和中期 中国:清時代〜

木の枕類

元禄枕(日本・江戸中期〜)
枕の平面部に頬をあてて使用。遊郭等で髪の型くずれ予防に使われた仮眠用枕。
木枕(日本・明治〜)
建材の余り等を材料とした枕。頭を載せる部分にくびれを作ってある。
折りたたみ枕(日本・江戸〜)
1枚の木をくりぬき作られた携帯用枕。商人たちが旅行用に持ち歩いた。
竹枕(日本・明治〜)
安価で簡単に手に入り弾力のある竹を加工した枕。昭和前半まで作られた。
旅枕(日本・江戸中期〜 レプリカ)展開する
からくり作りの箱入り枕。そろばん、大福帳、硯、筆、鏡、行燈等が収納されている。
折りたたみ枕(中国・清後期〜)
1枚の木をくりぬき、折りたたみ加工、さらにパーツをプラス。寧、康、壽、福の文字入り。
干支枕(中国・清後期〜)
木材を彫込み加工された枕。中国で猪は豚のことでおめでたい獣と云われている。
彫込み枕(中国・清後期〜)
竹の根の部分を彫込み加工した枕。顔の表情、耳の大きさは仏教的な風格。
鍵付き箱枕(中国・清後期〜)
木製蓋付きの箱に皮を貼ったもの。枕の中に信書や金銭などを納め、寝る時は枕にした。

箱枕類

安土型箱枕(日本・江戸中期〜)
箱枕の上にくくり枕を載せたもので底の面積に広がりを持たせ安定感が良くなった。
船底枕(日本・江戸後期〜)
箱枕の底部に丸みを持たせたもので江戸後期より広まった。寝返りをしやすく改良。
婚礼用平底撥型木枕(日本・明治〜)
江戸後期から大正期の裕福な家の嫁入り道具。漆塗り家紋入り。
婚礼用船底枕(日本・大正〜)
ある程度量産型で作られた婚礼用船底枕。くくり枕には綿が入っている。
大型船底枕&枕箱(日本・明治後期〜)
くくり枕の容量は一般的な物の5倍位と大きいが高さは同じ。専用の枕箱付き。
台座デザイン木枕(日本・明治〜)
くくり枕を乗せる台座部に手作りで縁起の良い鶴と亀が彫り込まれている。
組み木枕(日本・大正〜)
木製の土台に高さ3段調節出来る金属部上部の枕は革製で繊維状詰め物入り。
組み木枕(日本・大正〜)
木製の土台に弾力を持たせるバネ構造の金属部。革製素材枕は殻状の詰め物入り。
旅枕・鯨の髭製(日本・明治〜)
鯨の髭で作られているので軽くてコンパクト。折りたたみも可能。

陶器の枕類

方形枕(日本・大正〜)
食器と同じ素材なので茶碗枕とも云う。大正から昭和に瀬戸にて焼かれたもの。
百寿枕(中国・清後期〜)
100種類の古い書体の「壽」が書いてある。良い夢が見られると貴族が好んだ。

金属の枕

金属の枕(日本・昭和中期〜)
熱伝導性の良い針金を加工した枕。弾力性もあり高さ調節も出来る。

草の枕類

坊主枕(日本・明治〜 レプリカ)
明治維新後に断髪令により髷を落した人々に使用され広がった。

現代の枕

陶器の枕類

陶枕(日本・現代)
瀬戸で現在も夏季用として生産される。昼寝やインテリア置物として販売。
陶枕(日本・現代)
タイル状の焼物を連鎖状に繋げ頭部を優しく支える。接触冷感もあり実用的。

大型平型枕

平型枕(日本・昭和〜現代)
布地にソバ殻やパイプ等を詰めた枕。初期には各家庭で手作りされた。

草の枕類

編み目枕(日本・現代 ※海外製)
竹や籐素材を平たい鼓状に編み込み作った枕で現在も販売されている。
たたみ枕
表側地にいぐさ(畳表)を使用した枕で、夏季ホームセンター等で販売される。

初期多機能枕

ツーウェイピロー(日本・昭和中期)
日本初の高さ調節もできる高機能枕。へたり防止&夏冬オールシーズン仕様。

ウレタン素材枕類

低反発・高弾性枕(日本・現代)
低反発枕のデメリット(通気性・温度依存性)などを改良し寝心地も追及。

高機能枕類

快眠高機能枕(日本・現代)
睡眠の重要性が浸透し枕も脚光。百貨店・専門店を介し市場に浸透した。

オーダーメイド枕類

オーダーメイド枕
お客様のお好みの寝姿勢に合わせ、その場で手作りするオーダーメイド枕。

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